文字は語る

人がいて、文字があり、デザインがある。

人はずっと昔から、言葉を話、文字を使うことによって自分が得た知識や考えを他人に伝えてきました。
とくに文字は、時間や場所を超える情報の伝達手段として発展してきたのです。
かつて石に彫られたり、木に筆で書かれていた文字は、やがて木版や金属活字で印刷されるようになり、写真植字を経て、現代ではDTPシステムによるデジタルフォントが数多く使われるようになりました。
長い年月のなかで、テクノロジーやメディアの変化など、さまざまな影響を受けながら、文字はそのカタチを変えてきたのです。

時代が変わりメディアが変化しても、文字を通して「誰かにメッセージを伝えたい」という目的や、そこに「送り手」と「受け手」がいることは変わりません。では、どうすれば伝えたい相手に、より確実に自分の思っているイメージでメッセージを届けられるのでしょうか?
そこで重要となるのが、文字の使い方です。なかでも、多くの人に読まれる印刷物などの文字に対しては、「読みやすさ」や「美しさ」が求められます。これもまた、いつの時代にも変わらぬ本質でしょう。
そのためには、メッセージの性質、伝えたい相手、読まれる場所の状況などを考え、それぞれのケースに合わせて書体や文字の組み方を変える必要があります。そのように、文字を自在に操ることで、文字による豊かなコミュニケーションが可能になるのです。

People have been informed the knowledge and ideas to the others by speaking languages, using letters since early times. Especially letters have been expanded as methods of communication beyond time and place.

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

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